2006年07月02日

07_03〔匿名が必ずしも悪とはいえない〕


 インターネットが社会から信頼されない理由のひとつに、匿名でのBBSへの書き込みがあげられる。スパムメイルやアラシにしても、匿名での大量発信がその原因のひとつ、といえるかもしれない。でも、本当に匿名は不道徳で悪なのだろうか。
 市場は、見えざる手によって動かされていると形容されることがあるが、見えざる手こそ、匿名の大量の個のことだ。 日本の民主主義もその根本は、匿名による選挙によって成立していることを忘れてはならない。アンケートなどで匿名にすると、無責任な批判が集まる。かといって、記名にしたのでは本音の意見は集まらない。
 国会では記名投票が行われるが、記名投票では国会議員たちは派閥や党利に縛られて自由な投票はできないので、投票結果は歪になる。国民の意見もマスコミの意見も郵政民営化を望んでいたのに、国会だけは違っていた。これなども匿名でないことの弊害といえないだろうか。
 勿論、代議制なのだから、自分を選んでくれた選挙民たちのために自分の投票行動を明らかにすることも当然という考え方もあるだろう。だが、野田聖子議員のように、民営化反対で当選したにもかかわらず、選挙民を裏切って、民営化賛成に投票する。そういう輩もいるくらいだから、記名であることよりも、他から影響を受けない匿名のほうが、匿名による無責任になるという危惧よりも、ましであるといえないだろうか。

posted by sponta at 06:16| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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