2006年06月27日

06_26〔市民記者は「平和の時の平和論」に参加してはならぬ〕


 言論人に多くのファンを持った山本夏彦氏は、「平和の時に平和を語ることは、戦争のときに戦争を賛美するのと同じくらい楽なこと」だと指摘していた。
 夏彦氏は、与謝野晶子の「君死に給うことなかれ」は反戦歌ではないと書いてもいる。
 弟よ。あなたは商家の生まれであり、武士(軍人)ではないのですから、生きて帰ってきなさい。というだけのこと。軍人が戦争で死ぬことの是非は勿論、戦争を否定も肯定もしていない。夏彦氏は、自分は安全なところに隠れていて、自らの主義主張のために他人の作品を捻じ曲げて利用する。反戦歌にしたてあげることの卑怯さに我慢がならなかったのだろう。
 平和のために祈ることしかできない人は祈ればいい。だが、平和のために行動できる権力を持った人たちが、その優柔不断さのために責任をまっとうせず、祈りをささげる場合もある。反戦を主張する人は、自分の存在をかけて堂々と自分の言葉で語ればいいと、夏彦氏は言いたかったのだろう。

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